【新宿御苑】菊花壇展の大作り花壇が圧巻の美しさでした【2023年】┃散歩写真日記vol.140

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新宿御苑菊花壇展

今年も新宿御苑の菊花壇展に行ってきました。

荒天の翌日だったので、花は無事か心配していましたが杞憂だったようです。

目次

【2023年】新宿御苑の菊花壇展

新宿御苑の菊花壇展の日程

今年は11月1日~15日の開催。

期間中は無休です。

私は強風の翌日、7日の火曜日に訪問しました。

菊花壇展会場入り口付近

菊花壇展入り口

菊花壇展会場入口付近の様子です。

カラフルでかわいい菊がお出迎え。

懸崖作り花壇

懸崖作り花壇

新宿御苑の菊花壇展は、上家(うわや)と呼ばれる建物を設け、その中に花々を飾り付けています。

皇室行事「観菊会」の会場だったことから、皇室の伝統を受け継いでいるそうです。

伊勢菊・丁子菊・嵯峨菊花壇

伊勢菊、丁子菊、嵯峨菊花壇

前日は大型の低気圧が通過した影響で強風が吹いたはずですが、影響を感じさせないほど綺麗に咲いています。

伊勢菊、丁子菊、嵯峨菊花壇

上屋のおかげもありますが、関係者の皆さんが荒天対策をバッチリされているようでした。

伊勢菊、丁子菊、嵯峨菊花壇

この菊、独特な形と色でおもしろいですね。

大作り花壇

大作り花壇

新宿御苑を代表する菊花壇の「大作り花壇」。

約140年前から栽培が始まり、全国の菊花展の千輪作りのルーツとなったそうです。

最初に見た時は、てっきりたくさんの菊の花を集めている花束のようなものと誤解していました。

大作り花壇

一本の茎から五百輪以上の花を咲かせる新宿御苑独自の技法と後で知り、とても驚きました。

大変な手間と時間をかけて、大切に育ててきたことが想像できますね。

こんなにたくさんの花が同時に、しかも綺麗に咲くなんてとても不思議です。

江戸菊花壇

江戸菊花壇は、小ぶりですがとてもカラフルな印象を受けました。

新宿御苑の菊花壇では最古の歴史を持つそうです。

江戸菊花壇

形も独特で興味深いです。

江戸菊花壇

色ごとに綺麗に円形に飾り付けてあるので、少し離れた所から見てもとても美しかったです。

一文字菊・管物菊花壇

一文字菊 管物菊花壇

こちらもとても楽しみにしていた「一文字菊・管物菊花壇」。

ちょうど強風対策の覆いを外しているところでした。

管物菊

手前の花が少し強風にやられてしまったようですが、他はとても綺麗に咲いています。

管物菊

管物菊はストロー状の花弁が特徴ですが、透き通るような美しい色をしていてお気に入りです。

一文字菊

一文字菊は花の形から御紋章菊ともいわれます。

一文字菊

いずれもとてもデリケートで繊細そうなので、ベストコンディションで鑑賞できた今年は幸運でした。

一文字菊

そう言えば、品種名は古今和歌集に由来しているそうです。

後で知ったので名前が写っていませんでした。

肥後菊花壇

肥後菊花壇

肥後菊花壇だけは残念ながら見頃前という感じでした。

小ぶりで可愛い花を楽しみにしていたのですが。

肥後菊は、江戸時代に肥後藩主細川重賢公の園芸奨励によって栽培が始められた古典菊。

栽培は藩士の精神修養と位置付けられたそうです。

肥後菊花壇

それでもいくつか可愛い花を鑑賞できました。

ここ以外はほぼ見頃だったので、本当にいい時に来れたと思います。

こんなに多品種の見頃を短い期間に合わせるのですから、すごい技術ですよね。

大菊花壇

大菊花壇

最後のお楽しみは「大菊花壇」。

菊の花と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、このタイプの菊の花ですよね。

大菊花壇

新宿御苑独自の「手綱植え」とよばれる様式で植え付けられているそうです。

大菊花壇

39品種311株が整列する様子は圧巻の一言。

大菊花壇

一つ一つの花がとても大きくてボリューム感があり、発色がとても素晴らしかったです。

感想まとめ

7つの上家(うわや)を中心に、園内各所で美しい菊の姿を鑑賞することができました。

菊栽培の専門職人が1年以上かけて準備した成果を、ぜひ皆さんも見に行ってください。

新宿御苑菊花壇展

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