目黒区駒場公園にある旧前田家本邸を見学してきました。
旧前田家本邸(重要文化財)
旧前田家本邸は、旧大名家が建設した和洋2館からなる住宅。
当時の華族の豪華な暮らしぶりを垣間見ることができます。
洋館

洋館の外観はイギリスのカントリーハウス風の意匠。
外壁は煉瓦造りのように見えますが、表面にひっかき傷をつけたスクラッチタイルで装飾されています。
昭和初期の建物としてはかなり豪華で、当時かなりの話題になったそうです。

これだけ立派な建物がきちんと管理されているにもかかわらず、無料で見学できます。

大階段下には造り付けのソファーとマントルピース。

客のもてなしに使われた小客室と大客室。

マントルピースのグリルにはそれぞれ異なる装飾がされているようです。
よく見ると柱の彫刻もとても美しいですね。
豪華なシャンデリアも当時の物です。

大食堂は晩餐会のための部屋。
白大理石のマントルピースがとても立派なものでした。

木材部分には細かな彫刻が施されています。

大食堂に続く少食堂は家族用でしょうか。

少食堂だけで私の家より大きいかも。

窓も大きくてとても贅沢な空間です。

大階段から2階へ。

美しいステンドグラス。

2階は主に家族の生活の場として使用されたようです。

どの部屋も豪華ですが、特に夫人室は最も華麗。
夫人室のカーテンは取り外して保管されていたものに倣って製作されたもの。
絨毯はオリジナルのものを修復して敷き込まれています。

洋館の主な家具はイギリスの高級家具メーカーハンプトン社製。
寝室家具も注文製作です。

本当にお城のような豪華さですね。
鏡台のあるスペースは一段と明るく見えました。

2階には女中室もいくつかありました。
これだけのお屋敷ですから使用人も相当数いたのでしょう。

邸内の至る所が美しく、見学していてとても楽しいです。

照明器具は古写真とスケッチから復元したものもあるようです。

寄木細工の床、絨毯、カーテン等、細かいところまで綺麗に修復・維持されています。
たくさんの観光客が訪れますので、維持費も大変な額になりそうです。

ソファーがぽつんと置いてあるだけで絵になります。

手すりや造り付け家具の彫刻まで観察していると、いくら時間があっても足りません。

館内は写真撮影が自由なこともあり、順番待ちしている人も多いです。

外壁のタイルは間近で見てもやはり煉瓦にしか見えません。

ただよく見ると縦の筋が規則的に入っていることがわかります。
和館

次は隣の和館を見学します。

和館は外国からの客に日本文化を伝える場として設計されました。

現在でもしっかりその役目を果たしているようで、この日も外国人観光客が多く訪れていました。

洋館に比べると質素に見えますが、床の間の大きさや欄間の装飾など、やはり贅沢な造りです。

思わずため息の出るような贅沢な空間を楽しむことができました。