こんにちは!とも@tomounsoです。
すっかり暑くなり、夏のような日が多くなってきました。
コロナウイルスの影響もあり、「この夏は冷房の効いた部屋でゆっくり読書を楽しもう。」という人も、多いのではないでしょうか?
この記事では、こんな時だからこそじっくり楽しんでほしい、
おすすめの歴史小説6選を紹介します。
おすすめの歴史小説6選
『宮本武蔵』吉川英治(新潮文庫)
まずはダントツにおすすめのこちら、吉川英治の宮本武蔵です。
宮本武蔵の名前はおそらく知らない人はいないとおもいますが、多くの人が持つ宮本武蔵のイメージは、この小説がもとになっていると言われています(巌流島の戦いなど)。
だいぶ昔の作品ですが全く古さを感じさせません。
少し長い(全8巻)小説ですが、読み始めるとおもしろすぎてあっという間に感じるとおもいます。
まだ読んでない方は必読です。
『伊達政宗』山岡荘八 (光文社文庫)
多くの武将の中で、私が最も好きな伊達政宗の生涯を描きます。
「独眼竜政宗」としてNHKの大河ドラマにもなり、大ヒット作となりました。
流行語にもなった「梵天丸もかくありたい」のセリフは、あまりにも有名ですので、ご存じの方も多いでしょう。
猛将、傾奇者、優れた文化人、など様々なイメージとエピソードで、とにかく人気の高い武将です。
織田信長、豊臣秀吉から徳川家康へと変化の激しい時代において、何度もその機転でピンチを乗り越えた伊達政宗。
まさに今こそ読んでほしい作品です。
『のぼうの城』和田竜(小学館文庫)
こちらは比較的最近の作品です。
「でくのぼう」とよばれながらも民から愛された武将、成田長親を描いた作品です。
「でくのぼう」なのになぜ民から慕われるのか、その辺の理由が笑ってしまうんですが詳細はひかえます。
石田三成率いる2万の軍勢にわずか5百で立ち向かう場面は、様々な作品で取り上げられている名シーンです。
とても読みやすい作品ですので、歴史小説になれてない方にとくにおすすめします。
『利休にたずねよ』山本兼一(PHP文芸文庫)
千利休が豊臣秀吉に切腹を迫られるまでの過程を、フィクションを巧みに織り交ぜながら描いた作品です。
茶道に興味がない方も、茶器や茶室の美しい描写に心をうばわれるのではないでしょうか。
千利休の美学や秘めた恋、史実とはまた違った内容も物語として楽しめるとおもいます。
『燃えよ剣』司馬遼太郎(新潮文庫)
新選組副長、土方歳三の生涯を描いた司馬遼太郎の代表作です。
幕末を描いた小説の中で圧倒的に有名なのがこの作品。
現在の新選組の評価を高め、人気を決定的にしたのはこの作品といわれています。
喧嘩ばかりの少年時代から、新選組結成、函館戦争と、息をのむ死闘と、活き活きとした人物描写でいっきに読み進めてしまいます。
幕末ものならまずはこの作品をおすすめします!
『三国志』北方謙三(ハルキ文庫ー時代小説文庫)
中国の歴史小説の定番です。
中国本国では「日本人のほうが三国志に詳しいのでは?」といわれるほど人気が高い作品ですね。
日本人の三国志観に最も大きな影響を与えたのは、吉川英治版三国志といわれています。
三国志はもう一度読み返したくなる作品ですので、北方謙三版でまた違った視点の三国志を楽しまれてはいかがでしょうか。
もちろん初めての方にとってはとても読みやすいですよ。
まとめ
おすすめの歴史小説6選を紹介しました。
「おもしろそう」とちょっとでも思っていただけたら、実際に手に取って読んでください。
コスパ最高の作品ばかりです。
最後までご覧いただきありがとうございました。

