みなさんはパソコンのストレージが足りなくなったらどのように対処していますか?
私は先日、簡単にそこそこ高速なストレージを追加する方法として、M.2 NVMe SSDを外付けドライブとして設置してみました。
そこで今回は、M.2 NVMe SSDを外付けドライブとするために購入した、センチュリー「NVMe裸族のお立ち台プラス」のレビューをお届けします。
センチュリー「NVMe裸族のお立ち台プラス」購入レビュー
セット内容
購入したのは専用のケースが一つプラスされているモデルです。
運良くAmazonアウトレットで5,660円で購入することができました。
Amazonアウトレットについてはこちらの記事にまとめてありますので、ぜひそちらもご覧ください。
同梱物
ドライバーとSSD固定用のネジも付属していました。
本体(スタンド)にはスロットが2つ付いていますが、一つは保管専用のため接続はできません。
SSDを専用ケースに取り付ける
肝心のSSDは「Western Digital SSD 1TB WD Blue SN550 PC M.2-2280 NVMe」をAmazonで購入しました。
説明書を見ながらSSDをケースに取り付けます。
青い熱伝導シートのフィルムをはがし忘れそうでしたが、説明書のおかげで助かりました。
ネジは一箇所止めるだけなので、とても簡単です。
そのためだけにマイクロドライバーが付いているので親切ですね。
SSD以外、用意する必要がないので助かります。
設置
あっけなく完成しました。
場所もそんなに取らず、スッキリ設置できるので、とても気に入っています。
ケースを気軽に差し替えて使用できるので、増設や保管が簡単です。
隣のキーボードでサイズ感がわかるでしょうか。
データ転送速度
センチュリー「NVMe裸族のお立ち台プラス」に「Western Digital SSD 1TB WD Blue SN550 PC M.2-2280 NVMe」をセットし、転送速度を計測してみました。
使用したソフトは「CrystalDiskMark」です。
以下のように、期待通りの速度が出ています(最大10Gbps)。
ちなみに、以前写真の整理用に購入した「SanDisk PortableSSD 1TB」の転送速度が以下の表です。
2021年4月19日現在、「SanDisk PortableSSD 1TB」の価格と、今回購入した「Western Digital SSD 1TB WD Blue SN550 PC M.2-2280 NVMe」とお立ち台専用ケース単品(スタンドは含まず)を合わせた値段がだいだい同じくらいです。
転送速度はおおよそ倍になりますので、コスパも悪くないのではないでしょうか。
ただ安価な製品は使用しているうちにどんどん速度が落ちていくらしいので、過剰な期待はしていません。
あくまでも参考程度にしていただけたらと思います。
センチュリー「NVMe裸族のお立ち台プラス」を購入して感じたメリット
- 簡単にストレージを増やせる
- 用途ごとにストレージを分けることができる
- ケースの保管に場所を取らない
- ノートパソコンでもデスクトップパソコンでも使用できる
- そこそこ高速なデータ転送(最大10Gbps)
- 放熱性が良い
簡単に増設できて、用途ごとに整理して保管しやすいことが最大のメリットだと思います。
さらにこの商品は、SSDとコントローラーICの2つの熱源を分ける設計で、SSDを熱から守れることも特徴です。
今回購入したのはこちらの商品です。
センチュリー「NVMe裸族のお立ち台プラス」を購入して感じたデメリット
- M.2 NVMe SSDの最大速度は出せない(最大10Gbps)
- 価格が高い
- 設置場所が必要
高速なM.2 NVMe SSDを使用したとしても、最大10Gbpsの転送速度しか出せません。
今回使用した「WD Blue SN550 PC M.2-2280 NVMe」の場合、約半分ほどの能力しか発揮できないことになります。
この商品に限らず、外付けドライブとしてM.2 NVMe SSDを使用する場合、USBの規格やケースによって、速度が制限されることが多いのではないでしょうか。
さらにHDDやSATA接続のSDDに比べると、M.2 NVMe SSDはまだまだ高価です。
高価なM.2 NVMe SSDなのにもったいないと感じる方は、違う方法がいいかもしれません。
まとめ センチュリー「NVMe裸族のお立ち台プラス」を購入して大満足
最初はシステムドライブのクローンを作って入れ替えるつもりでしたが、容量がいっぱいになる度そうするわけにもいきませんし、何より面倒です。
今回たまたまアウトレットで見つけることができたので購入してみましたが、あまり万人受けはしないかもしれません。